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February 08 2016 By WEB CARTOP編集部

SUPER GT300クラスにニューマシンが続々登場で戦況激化必至!

SUPER GT300クラスにニューマシンが続々登場で戦況激化必至!

アジア地区で最も人気のあるモータースポーツカテゴリーが、日本のスーパーGTレースだ。日本の自動車メーカー3社(トヨタ/ホンダ/日産)が力を入れているGT500クラスに対し、下位カテゴリーとはなるが近年、俄然注目を集めているのがGT300クラスだ。このGT300クラスは、かなり多彩な参戦形態が認められており、玄人好みのレース展開が人気を集めているカテゴリーだ。

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GT300クラスはシリーズ創設当初は、古い規定のカテゴリーのマシンなどさまざまな車種が参加し、主催者側による“性能調整”によって各マシンが平等に競うように設定するカテゴリーだったが、現在は2種類+1種類のカテゴリーのマシンが走っており、これがわかればGT300はすぐに楽しめる。

GT300クラスでここ数年急激に台数を増やしているのが、ヨーロッパを中心としたスーパーカーなどをベースとするFIA-GT3規定車両だ。GT3カテゴリー車両で最大の特徴は、マシンの市販価格上限と、ウエイトとエアリストリクターによって厳格な性能調整が定められている点だ。ユーザーが比較的安価でマシン購入が可能で、パーツ等は自動車メーカー、あるいはメーカーから委託されたチューナーからしか購入できない。車両は一度ホモロゲーションを受けたら改造することはできないが、その手軽さから世界中でジェントルマンドライバーを中心に普及した。日本でもGT3カテゴリーのマシンが大半を占めている。

一方、日本車を中心に定められた改造範囲の中で、マシン製作を行うのがJAF-GT車両だ。生産車と共通する部分は非常に少なく、市販車の外観の一部分などは守らなければならないが、年間のシリーズを通じて改造を行い続けることができる。とはいえ、マシンを作り続けなければならなくなるので、開発コストは膨大になる。そのため近年では、めっきりと台数が減っている。

そのJAF-GT車両の費用の面を打開するために開発されたのが、2015年に本格的に導入されたGT300マザーシャシーという車両だ。これは車体の核となるモノコック、エンジン等のパーツをスーパーGTを運営するGTアソシエイションが販売することで、車両コストを抑えるメリットがある。日本のものづくり文化を育てる目的もあり、理論上ではチームが好きなマシンを仕立てることができる。

スーパーカーのGT3新型マシンの競演に期待

スーパーGTレースではGT500クラスの下位カテゴリーとなるが、今シーズンのGT300クラスは話題が多い。
まずはGT3規定車両だが、ヨーロッパ車を中心にニューマシンが続々登場することになる。GT3カーは生産車のモデルチェンジ等に合わせて“車両変更”があるが、今シーズンはメルセデス・ベンツAMG GT3、ポルシェ911 GT3R、アウディR8 LMS、BMW M6 GT3といったドイツ車が一挙に新車になり、レースに登場する予定だ。

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日本のスーパーGTでのGT300クラスでも多くのチームが新規に購入を予定している。最多台数はメルセデスAMGとランボルギーニ・ウラカンの4台だ。それ以外ではアウディが1台、BMWが2台、ポルシェは1台が予想されている(ポルシェについてはもう1台登場という噂も)。昨年実戦デビューを遂げたランボルギーニ・ウラカンGT3だが、4台の内訳はJLOCとディレクション・レーシングから2台ずつとなるはずだ。

国産車のGT3カーでは、2015年に素晴らしい速さを見せたニッサンGT-RニスモGT3、そして15年デビューのレクサスRC F GT3車両の2車種だ。GT-Rは昨年施されたアップデートが素晴らしい効果を発揮しており、16年も引き続き活躍が期待されている。GT3カーの場合、先述のように性能調整が施されるため、すべての結果は性能調整次第だが、スーパーカーが競い合う光景はファンにとってはこの上ない魅力となるマシン群だ。

SUPER GT

新型プリウスにライバル勢は戦々恐々!?

一方、スーパーカー軍団を迎撃したいJAF-GT勢だが、15年限りでホンダCR-Zが参戦を休止したため、JAF-GT車両はスバルBRZと、トヨタ・プリウスという2車種となる。BRZは2015年からダンロップタイヤに銘柄を変更したが、今シーズンはさらにタイヤサイズを変更するなどマシン開発に余念がないことから、上位進出は必至ではないかと言われている。

これに対して、まったく新たにマシン開発をしてきたのが、aprチームが走らせるトヨタ・プリウスの新型だ。市販車のフルモデルチェンジに伴い、大柄なプリウスのボディの下半分をナナメにカットしたようなボディ形状とし、空力的にも非常に有利に働きそうだ。さらに、このプリウスは2台体制でレースに参戦することで開発スピードも高まるとみられていて、ライバル勢は戦々恐々となっているようだ。

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昨シーズン、4台がエントリーしたマザーシャシーユーザーは、引き続き今シーズンも3~4台が登場すると推測されている。残念ながら、デビューイヤーとなった昨シーズンはマシンの初期トラブルが多発したため、ところどころで速さを見せたものの、SUGOでの優勝以外は、目立った成績は残せなかった。それだけに今シーズンの課題は、安定した速さだろう。

GT3クラスは以上のように、少なくても10車種以上もにわたるバラエティに富んだエントリーが見込まれている。恐らく世界中のGT3レースを見てもこれだけの最新マシンによって争われるレースは、日本のスーパーGTだけではないかと思われる。しかも新人やベテラン交えてのレースバトルは見応え十分。お近くのサーキットで開催予定が見込まれているならば、ぜひとも一度は自分の目で迫力あるナマのバトルを堪能していただきたい。

【2016年 SUPER GTレース開催スケジュール】

Rd.1 4/9~10   岡山国際サーキット

Rd.2 5/3~4   富士スピードウェイ

Rd.3 5/21~22  オートポリス

Rd.4 7/23~24  菅生サーキット

Rd.5 8/6~7     富士スピードウェイ

Rd.6 8/27~28  鈴鹿サーキット

Rd.7 10/8~9  タイ・チャンサーキット

Rd.8 11/12~13 もてぎ

<スーパーGT公式ホームページ> https://supergt.net/pages

WEB CARTOP編集部

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