ゆるすぽ編集部の連載企画「パンポンをやってみよう」の第4回。なんと今回が最終回である。
さて、準備は整った!
いよいよ本題の「やってみた!」である。これは語るより百聞は一見に如かず、ということで、いい年した大人がパンポンでキャッキャ言ってる絵をご覧いただきたい。
やってみるとボールが思ったように打てなかったり、あらぬ方向に飛んだり、これがなかなか難しい。
だが、そこは慣れの問題で、やっているうちにどうにかなった。運動神経のあまり高くないスタッフですら、一応、多少のラリーができるようになったくらいである。
ただ、なかなか“まともな試合になる”とはいかなかったが、多少のアウトには目をつぶるようにすると、多少なり形になるケースも出てきた。ラリーも続くし、慣れれば緩急をつけた攻撃などもできるようになってくる。中には調子に乗ってバックスピンをかける者まで現れる始末。
プレイを続けていると、近隣に住んでいると思われる子供たちが数人やってきて、「何しているんですか?」と声をかけてきた。知らない大人に声をかけられても、ついて行ってはいけない!とはよく言われるが、パンポンをやっている大人に声をかけてもいけないような気がしないでもない。
だが、こうして興味を持ってもらえること自体、良いことだということで、パンポン一式を彼らに貸してプレイしてもらった。
すると、さすが子供の順応性である。大まかなルールを説明するまでもなく、何となくテニスっぽいということを感じ取ったのか、あっという間にそれなりにプレイするようになっていた。
最終的には、子供の遊びにありがちなルールの改変(何点先取で勝ち、の何点の部分を自分たちの都合で変動させる等)までしていたが、それなりに楽しんだところで「ありがとうございました!」と元気に去って行った。
あぁ、感想を聞く隙もなかった…。
しかし、子供の順応性の高さと、自分たちにそれがないことを、大いに思い知ったひと時でもあった。
子供たちが去って、またしばらくプレイを続けたが、体力の限界、気力もなくなり、撤収することに。
そんなわけでプレイを終えたゆるすぽ編集部であったが、またやりたいという声も聞こえるほど、全員で満喫できたと思う。正直、スペースの問題だけがちょっとネックではあるが、例えば会社でスペースを置くことができるようであれば、昼休みのちょうど良い息抜きになることは間違いない。
さて、ここまで4回にわたってパンポンを紹介してきたわけだが、体験してみて分かったことは「日立市発祥のスポーツはどこでもできる!」ということだった。そんなパンポンに一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。(ゆるすぽ編集部)