TOPへ
July 14 2016 By 小林 香織

人生の宝は「人とのつながり」。ビーチサッカーと会社経営の2軸で夢を追い続けたい(後編)

少年時代からサッカー一筋の青春を送り、ひたむきにサッカー選手への夢を追い続けた松岡翔太。彼は、現在26歳となり、日本トップレベルのビーチサッカーチーム「東京レキオスBS」の一員として活躍中だ。

さらに、一企業の社長というもうひとつの顔も併せ持つ。現役の選手と社長業の両立。一見無謀なチャレンジにも思えるが、彼は確固たる信念を持ってこのライフスタイルを選んだという。そんな松岡の心の内に迫った。

日本トップレベルのビーチサッカーチームとの出会い、同時に起業へ

2011年から1年間在籍した「アグレッソ山口」の解散が決まり、一時進路を見失った松岡。そのタイミングで、たまたま日本トップレベルのビーチサッカーチーム「東京レキオスBS」の練習に参加できるチャンスが巡ってきた。「レキオスの練習に参加できるなんて奇跡!」と気合を入れて参加したところ、まさかのゴールを連発。とんとん拍子に「東京レキオスBS」への所属が決まった。

「僕には生まれ持った才能がないから、努力でカバーするしかない」、そんな思いから、どれだけつまずいても地道な練習を欠かさなかった松岡。“努力は嘘をつかない”、その事実が証明された瞬間だったのではないだろうか。

matsuokashota

東京レキオスBSのメンバーと(後列右から3番目が松岡)

そんな彼は5年前、2011年にスポーツブランド「EVOLE(エボレ)」を設立。ビーチサッカー選手として邁進する一方で、サッカーウェアや普段着など、スポーツに関するファッションアイテムのブランドを立ち上げ、事業を開始した。

「アグレッソ山口に所属していたときは、給料だけでは生活できず、練習以外の時間にアルバイトをして賄っていたんです。それに、選手を引退したあとの人生も考えておかなければいけない。そんな思いから起業を決意しました」

周囲からたくさんの応援を受け、売り上げは順調に拡大。しかし、「選手と会社経営の二足のわらじなんて、成功するわけがない」との批判の声もあった。

「僕としては選手と会社経営は別物ではなく、互いに通じる部分があると思っています。実際、どちらも精いっぱい取り組むことで相乗効果が生まれているんです。たとえば事業でミスをしたときに、サッカーで得た気持ちの切り替え方を生かして乗り越えたり。これからも、自分の信念を信じてやっていくつもりです」

20年間のサッカー人生で得た「人とのつながり」が一番の財産

matsuokashota

小学校1年生から現在まで、約20年間のサッカー人生のなかで、松岡が得た一番の宝が「人とのつながり」だという。チームメイトやコーチ、スタッフ、そして応援してくれる人々、そのつながりこそ彼の「人生の豊かさ」となっている。

「サッカーで得た一番の財産は、たくさんの『人とのつながり』です。サッカーでつながった人たちが、僕の人生を豊かにしてくれています。だから、その人たちに喜んでもらう、楽しんでもらうのが僕の人生のビジョンです。そして、これから僕を知ってくださる方たちも、楽しませたい。そのツールがビーチサッカーであり、会社なんです。毎日更新しているブログもそこにつながります」

応援してくれる人たちを喜ばせるには、当然「勝利」も求められる。そのためにもっとも必要なのは、「気持ち」だと松岡は語る。

「勝つためには、テクニックよりも『勝ちたい』という気持ちが一番だと思います。サッカーは『あと1歩、あと数cm足を伸ばせれば・・』という場面の連続です。その1プレーで勝敗が決まるなかで、勝利への執念が何よりも結果につながると思うんです」

サッカーもビーチサッカーも、チームで行う競技に変わりはない。1人でも同じ方向を向いていないメンバーがいれば、敗北の原因となってしまう。ケンカをしてでも、お互い本音でぶつかり合うことで、チームの絆が生まれていくのだ。

matsuokashota

ビーチサッカー全国1位と事業拡大を目指し、これからも走り続けたい

プライベートでは、昨年、中学・高校時代の同級生と結婚。選手としても社長としても、ますます責任感が増した。松岡は現在、未来を担う子供たちへのビーチサッカーの指導も請け負っている。その際、もっとも大事にしているのが「自主性」だ。

「僕はプレーに関して『ああしろ、こうしろ』という指導はしません。僕に限らず日本人の長所はとても勤勉なところ。ただ、言われたことは忠実にできるんですが、自分で考えることが苦手な子が多いのかなと。だから子供たちには何でも教えるのではなく、『どうしたらいいと思う?』と聞いて、一緒に考えます。それがその子の可能性を伸ばすことになると思うので」

matsuokashota

選手としては、今がまさにシーズン。松岡が所属する「東京レキオスBS」は、現在「関東ビーチサッカーリーグ」に参戦、7月17日に年間優勝チームが決まる。さらに、10月には「JFA全国ビーチサッカー大会」、11月には「地域リーグチャンピオンシップ」が控える。

「僕らは毎年、日本一を目指して試合を戦っています。まだまだビーチサッカーを知らない方も多いと思いますが、大会は全国各地で行われていますので、ぜひ1度、僕たちのプレーを観戦しに来てください。100%楽しんでいただける自信があります! お待ちしています!」

小学生時代、サッカーに魅了された少年は、20年の月日が経過してもなお、変わらない情熱を胸に秘めコートに立ち続ける。きっとその真っすぐな心こそ、松岡翔太が生まれ持った才能であるに違いない。

(取材・文:高良 空桜)

松岡 翔太(まつおか しょうた)

公式BLOG:松岡翔太 公式ブログ
公式Facebook:松岡 翔太
公式Instagram:@shotamatsuoka
公式Twitter:@MATSUOKAshota
エボレジャパン 株式会社 HP:EVOLE JAPAN Co., Ltd.

小林 香織

小林 香織 Facebook Twitter Blog

1981年、埼玉県生まれ。2014年ライターデビュー。本名とペンネーム「恋する旅ライターかおり」を使い分けながら、WEBメディアを中心に、【働き方、ライフスタイル、旅、恋愛、スポーツ】など幅広く執筆。東京を拠点に、ときどき国内外を旅しながら旅と仕事を両立している。ライターとして叶えたい夢は、人生の選択肢を提供することで、誇れる人生を選びとれる人を増やすこと。地球上にあふれるトキメキをありのまま届けること。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう