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January 04 2017 By ゆるすぽ編集部

たったの1時間半でバク転のコツをつかむ! ―日本クリード バク転教室―

たったの1時間半でバク転のコツをつかむ! ―日本クリード バク転教室―

最近ちまたでは、バク転教室というものがはやっているらしい。そのほとんどが、体操教室に付随するバク転教室という形で、一般の方に向けてバク転を教えるというものだ。だが、東京都板橋区(最寄り駅は東武東上線 上板橋駅)に、一風変わったバク転教室がある。

日本クリードという会社の実業団が練習しているその体操施設では、ちょっとしたきっかけから一般の人がバク転を習いに来て以来、口コミでどんどん希望者が増えていき、今ではバク転教室に特化した施設となっている。体験者数は、2016年11月現在で1万6000人を超えているそうだ。

とても個性的な各種クラスがそろっているのも特徴だ。“異性にモテたい”という理由でバク転に挑戦する人が集まる「モテバク クラス」、バク転の着地時に土下座の体勢を取る“バク転土下座”を習得する「感性を持って謝るクラス」など、実にユーモアあふれるネーミングだ。

今回ゆるすぽ編集部では、中学時代に体操経験のある編集部員を連れて、そのバク転教室を訪れてみた。編集部員が最後にバク転をしたのは、大学時代に校庭で遊び半分でやった時…、それから約20年の月日が過ぎているが、果たしてまたバク転ができるのだろうか…!? その日初めて教室を訪れていた新規の方々に交ざり、なまった体を一からたたき直してもらった。

まず最初に、ピョンピョン跳んで前に進んでいく練習からスタート。「うん、これなら簡単」と、新規の参加者の皆さんにも心なしか安堵感が見える。今度は後ろ向きで跳んで進んでいく練習も。これならまだまだ簡単だ。

続いて、両腕を前に伸ばして、振り上げながらジャンプする練習。バク転は腕を振り上げる力を借りて跳ぶため、大事な練習だ。講師の野沢先生の目も光る。

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でもまだまだ大丈夫、これぐらいなら全然できる、という表情の皆さん。だが、ここで突然バク転らしい練習に入っていく。野沢先生に体を支えてもらい、身を委ねる形で、体を後ろに反らして倒立・着地まで行うのだ。参加者の皆さんも、内心「もう!?」という表情だが、次々と順番が回ってきてチャレンジしてみると、野沢先生の支えとアドバイスもあり、意外にも倒立・着地までできてしまうのだ。

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そしてここからはトントン拍子。次はトランポリン上で、天井から2本のロープでつるされた補助ベルトを腰に巻き、今度は野沢先生の手を借りずにバク転の練習をする。「跳んで体を反らしたら、トランポリンに書いてある十字の印を見て!」などアドバイスを受けながら、ゆるすぽ編集部員もだんだんと昔の勘を取り戻しているようだ。

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トランポリンの段階からは、「おっさんクラス」の皆さんと一緒に練習する。その名の通り、おっさんになってからバク転にチャレンジしようという人たちのためのクラスだが、なんと、72歳の方もいる。もともとは歌手のBoAが大好きで、ライブのバックダンサーのカッコよさに魅了され、ヒップホップダンスを始めたという奥田さん。それが66歳の時だ。だが、ダンス中に足をけがしてしまい、そのリハビリのつもりで1年ほど前からバク転教室に通い出したという。今奥田さんが練習しているのは、なんと“バク宙”だ。

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そして、新規の参加者の中には、大学生の男子2人もいた。大学で医学部のラグビー部に所属しているという加藤さん。

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ラグビーでトライを決めた後に、パフォーマンスとしてバク転をしたいという夢があるそうだ。「そんな選手がいたら、ラグビー界ももっと盛り上がると思うんです!」と話してくれた。

一緒に参加していた花輪さんは、剣道を10年間やっていたそうだ。

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何でバク転に挑戦しようと思ったのか聞くと…。

加藤「正直に言えよ、正直に」

花輪「…。モテたいからです(笑)」

現在、彼女も意中の女性もいないという花輪さん。好きな人を見つける前にバク転教室に通い始めてしまった彼に、「好きな人ができたらバク転しながら告白してみてください」と勧めておいた。2人の共通の目標としては、卒業アルバムに2人でバク転している写真を載せたい、とのことだ。

そして、こんなに美しい女性もバク転にチャレンジしていた。

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「サプライズが大好き」という酒井さんは、いきなりバク転をしてみんなを驚かせたいとのこと。運動神経には自信がなく、仲間と一緒にボウリングに行った時にはスコアが34までしか伸びなかったそう。「その時のメンバーにバク転を見せて驚かせたいです」と話していた。

さて、ゆるすぽ編集部員からすっかり目を離してしまったが…、トランポリン上でかなりきれいにバク転ができるようになり、最後にまたトラックに下りて、補助ベルトなしでバク転に挑戦してみることにした。野沢先生が横に付いていてくれたが、本当に体に触る程度で、バク転を決めることができた!!

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たったの1時間半で、またバク転ができるようになったのだ!

ゆるすぽ編集部員に、感想を聞いてみた。

「すげー痛いっす! 肘の筋とか、股の筋とか、首とか。筋が伸びてしまって…。バク転とか体操って、日常生活で使わない箇所を使うんですよ。多分明日、腹筋背筋は間違いなく筋肉痛になると思います…(笑)。

でも、自分より年上の50代以上の方もチャレンジしていて、本当にすごいなと思いました。周りにそういう人がいると元気をもらえると思うので、すごくいいですよね。多分この教室だったら、バク転できるようになると思います。

あと、体操経験者としては、バク転がこれだけ人気があるスポーツになっているということは、なんだかうれしいです。内村航平選手とか有名選手が出たりする中で、意外と体操文化がすごく広がってるんじゃないかな、と感じました」

ゆるすぽ編集部員だけでなく、全くの初心者でも、野沢先生に体を支えてもらいながら…、次はトランポリン上で…、と短時間でどんどんバク転の手応えをつかんでいくことができ、最後にはとても楽しそうな表情で「絶対にまた来たいです!」と口々に話していた。

ここを訪れる理由は、「モテたい」「人を驚かせたい」「過去の栄光を取り戻したい」、はたまた「リハビリ」などさまざまだ。人生いろいろ。バク転に挑戦する理由もいろいろ。さまざまな人間模様が交差するこのバク転教室は、とてもフランクな雰囲気の中、行われている。全くの初心者でも、まずはその門をたたいてみてはいかがだろうか?

■日本クリード バク転教室 https://www.itabashi-taiso.com/

ゆるすぽ編集部

ゆるすぽ編集部

“みんなでつくるスポーツニュース”をコンセプトにwebサイトを展開。(http://www.yurusupo.com/)ファン目線を大事にし、スポーツニュースで報道される以外のさまざまなスポーツネタをゆる~く紹介しています。「ボーダレス」にも記事を展開。

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