TOPへ
January 16 2017 By ゆるすぽ編集部

B.LEAGUE 横浜ビー・コルセアーズのホーム初連勝に見た地域に根付くブースターの力

2017年が明けた1月3日、横浜国際プールで行われた男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)の試合に行ってきた。

B.LEAGUEは、かつてJリーグを立ち上げた川淵三郎氏を初代チェアマンとして、昨年9月22日に「前例を笑え!常識を壊せ!限界を超えろ!」の力強いスローガンのもと華々しく開幕した。B1、B2、B3と3つのカテゴリに分かれるB.LEAGUEは、参加するクラブチームが北海道から沖縄まで日本全国にわたる。その内訳はB1が18チーム、B2が18チーム、B3が9チームとなっている。そして、リーグへの参加条件が興味深い。チーム名には必ず地域名を入れる。ホームタウンがあること。もちろんホームアリーナ、さらには練習場の確保。これに加えてファンクラブなどの後援会組織の整備も。つまり、リーグに参加する段階から地域に根付かせるためのルールを徹底し、地域密着を推進しているのだ。

横浜を拠点とするビー・コルセアーズのチーム名は、一般公募で命名され、“ビー”はベイの“B”、コルセアーズは海賊の意味である。チームエンブレムも身に着けてみたいと思えるほどカッコいい。横浜のプロスポーツは、プロ野球の横浜DeNAベイスターズ、サッカーJリーグの横浜F・マリノス、横浜FC、そしてバスケットボールの横浜ビー・コルセアーズの4団体が存在するが、それぞれが観客を奪い合うのではなく、強固なタッグを組み「横浜熱闘倶楽部」として、横浜のプロスポーツを大きく盛り上げているあたりも興味深い。

B_01

今回、観戦した横浜ビー・コルセアーズ

観戦した試合では、“ビーコル”こと横浜ビー・コルセアーズが、16得点を挙げたジェフリー・パーマー選手、24得点を挙げたジェイソン・ウォッシュバーン選手の活躍でリードを続けた。しかし、試合終了間際に京都ハンナリーズの追い上げを受け、僅差に詰め寄られる展開に。さらには3本のフリースローを与えてしまう絶体絶命の大ピンチになった。

しかし、ここで沸き起こったビーコルブースターの地鳴りのような大声援で、ハンナリーズのフリースローは3本とも外れ、ビー・コルセアーズが見事逃げ切って勝利。この我慢の勝利はビーコルにとって、B.LEAGUEになってから初めてとなる記念すべきホーム初連勝となった。

B_02

#4ジェフリー・パーマー選手

ビー・コルセアーズが終盤に見せた凌ぎに凌いだ怒涛ともいえる執念のディフェンスは、試合後に青木勇人ヘッドコーチが「お金の取れるディフェンスだった」と胸を張った。その言葉がとても印象的だった。そして、この絶体絶命の大ピンチで、ここぞとばかりに選手たちを後押ししたビーコルブースターたちの声援は本当に素晴らしかった。ホーム初の連勝はブースターの声援なしでは成し遂げられなかっただろう。チームの大ベテラン、ミスタービーコル蒲谷正之(かばや まさゆき)選手に試合後、あの声援について伺った。

「あれがホームアドバンテージです。相手にはメンタル的な打撃になります。向こうにとっては、あ、やられてる、やられてる、となるし、僕らにはすごい後押しになる。横浜のブースターさんたちは常に温かくて、追い上げる時は一緒になって追い上げて、守る時は一緒になって守ってくれるんです」

蒲谷選手はこう続けて言い切った。

「ブースターは、勝つために絶対必要不可欠な存在、なくてはならないチームメイトのひとりです」

ファン(ブースター)の力を感じる、ミスタービーコルの言葉だった。正月1月3日、ホームアリーナの横浜国際プールにかけつけたビーコルのブースターたち。その熱気と盛り上がり、そして選手とブースターが共に戦いつかんだ勝利を目の当たりにし、それは、地域密着のプロスポーツとしての好例であると感じた。

B_03

ミスタービーコル#3蒲谷正之選手。

バスケットボールの世界では、戦いの場であるコートを“アリーナ”と呼び、ファンを“ブースター”という。この2つのワードだけでもB.LEAGUEの世界感が演出されて面白い。アリーナでの観戦は、とにかく選手たちが近くて迫力がある。目の前で繰り広げられる選手たちのスピード感に圧倒される。相手ディフェンスをかわし、シュートしたあと即座にディフェンスに移行するさまは実に見応えたっぷりだ。試合中は、終始ノリノリの音楽が流れ、これまたノリのいいMCがこれでもかと盛り上げる。バスケットボールのルールは複雑な部分もあるが、MCが展開に合わせて説明してくれるので、初心者でも楽しめる。そして、アリーナから発せられるキュッ、キュッとした音、ボールがバウンドする時に響く重量感ある音は、リズミカルな音楽とMCの声に混じって心地よかった。

これからどんどん面白くなっていくであろうB.LEAGUE。この新しいスポーツエンターテインメントに、今後も注目していきたい。最後にもうひとつ、ベイの海賊団は、B.LEAGUE屈指のイケメン揃いだということを付け加えておこう。

ゆるすぽ編集部

ゆるすぽ編集部

“みんなでつくるスポーツニュース”をコンセプトにwebサイトを展開。(http://www.yurusupo.com/)ファン目線を大事にし、スポーツニュースで報道される以外のさまざまなスポーツネタをゆる~く紹介しています。「ボーダレス」にも記事を展開。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitterをフォローしよう!

前の記事へ
一覧に戻る
次の記事へ
前の記事へ
一覧に戻る
次の記事へ