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April 28 2017 By 伊澤佑美(いざわゆみ)

101歳の“おばあちゃん”選手、陸上で4冠を達成 〜ワールドマスターズゲームズ2017〜

101歳でワールドマスターズの陸上4冠を果たしたMan Kaur

ワールドマスターズゲームズ(WMG)大会7日目、101歳のMan Kaur(インド)が、陸上競技で4冠を達成した。

Man Kaurは、24日に100m走(100歳以上の部)に出場。1分14秒で走りきり、一つ目の金メダルを獲得した。

翌25日には、砲丸投げ(95歳以上の部/2kg)と200m走(90歳以上の部)に登場。砲丸投げは2.10m、200m走では2分58秒の好記録をマークした。

101歳でワールドマスターズの陸上4冠を果たしたMan Kaur

一歩一歩、力強い足取りで200m走を完走したMan Kaur。

そして27日、腰の痛みをこらえつつ、エントリーした4つ目にして、最終種目のやり投げ(95歳以上の部/400g)に登場し、5.12mをマーク。無事にすべての競技をやり遂げた。

「She is amazing!!」

101歳の“おばあちゃん”選手の健闘ぶりに、観客の興奮はいつまでも収まらなかった。スタンドからは、惜しみない拍手が送られ、多くの人が写真を撮りたがり、彼女の周りに群がった。その光景は、まさにWMGの「スター誕生」だった。

101歳でワールドマスターズの陸上4冠を果たしたMan Kaur

競技を終えると、観客たちから引っ張りだこのMan Kaur。

自分よりもずっと若い観客たちに囲まれたMan Kaurは、「みんな、私の孫みたいよ。生きている限り、スポーツを続けるつもり。なぜなら、私はインドの女だからね」と、穏やかな様子で話した。

表彰式では、インドの歌を披露し、喜びと感謝を表現したMan Kaur。4年後に関西で行われるWMGの出場についてたずねると、「体調が許すなら、喜んで参加したいと思っているわ」と世界記録の更新に意欲を示した。

101歳でワールドマスターズの陸上4冠を果たしたMan Kaur

歌いながら、自らの金メダルを称えたMan Kanur。彼女の記録はいずれも、101歳の女性として世界新記録だと推定される。

参考:「ワールドマスターズゲームズ(WMG)」とは

国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が主宰する、生涯スポーツにおける世界最高峰の国際総合競技大会。オリンピック・パラリンピック同様、4年に一回開催されており、原則30歳以上のスポーツ愛好者であれば、誰もが参加できる。第一回大会はロサンゼルスオリンピックの翌年、1985年にカナダのトロントで行われた。

第9回大会となる2017年は、ニュージーランド・オークランドで開催中(4月21日から30日まで)。オークランド大会では、28競技45種目が行われる予定で、およそ100カ国から約2万6千人が参加する。

2021年の第10回大会は、アジア初となる関西で開かれる。

(文/伊澤佑美、写真/James Yang)

※当記事は、「ワールドマスターズゲームズ2021 関西」との提携コンテンツです。

伊澤佑美(いざわゆみ)

伊澤佑美(いざわゆみ)

対話を通じて相手の思考を引き出し、世の中に伝わりやすく組み立て、表現する「ダイアログ・ライター」。 PRプランナーとして、企業や団体、自治体のメッセージコンサルティングやコンテンツプランニングも手がける。 共著に『デジタル時代の基礎知識 PR思考 ~人やメディアが「伝えたくなる」新しいルール』(翔泳社/2018年3月@日本、台灣東販 /2019年@台湾)、『自治体PR戦略』(時事通信社/2016年12月)。 趣味はランニング。完走後の打ち上げが楽しみな、サブ4ランナー。 グラフィックレコーディングも修行中。

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