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June 29 2017 By TheBORDERLESS

2年後のラグビーワールドカップに向けて【秩父宮みなとラグビーまつり2017】

6月11日に聖地・秩父宮ラグビー場を擁する東京・港区で「秩父宮みなとラグビーまつり2017」が開催された。多くのラグビーファンの高い熱量を感じる1日となった。

外苑前駅と秩父宮ラグビー場をつなぐスタジアム通りを一部規制し会場としたこのイベントは、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催都市や各国大使館によるブース出店、ステージイベントのほか、秩父宮ラグビー場でサントリーサンゴリアスとオーストラリアのスーパーラグビーチーム・NSWワラターズによる親善試合が行われるなど、日本ラグビー史発祥の地として知られる港区、そしてラグビーの関連団体が文字通りスクラムを組んで盛り上げ、ラグビーファンはもちろん、これまで縁のなかった人でもラグビーを身近に感じられる賑やかな国際交流フェスティバルとなった。

特設ステージに登壇した港区長の武井雅昭氏は、主催者を代表し「日本のラグビーは港区から広がったと言われており、この秩父宮ラグビー場も港区にあります。日本ラグビーフットボール協会と連携協定を結び、ラグビーやスポーツの普及を核として地域の発展に役立てるため、子どもたちを対象としたラグビースクールなどを開催しています」とあいさつし、「将来、ラグビーのトップリーグで活躍する子どもも出てくると思います。2年後にはラグビーワールドカップも開催されるので、大会の機運を盛り上げたい」と、2019年へ向けての意気込みを語った。

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ラグビー場では都内のラグビースクールによる交流試合のほか、初めてラグビーを体験する子どもたちを対象としたラグビースクールや女性向けのラグビークリニックが開かれ、梅雨時期とは思えない鮮やかな青空の下、多くの参加者が汗を流した。

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これらの体験プログラムでは、フランス1部リーグのUSコロミエで活躍した後、2011年に現役を引退した齊藤祐也氏がコーチを務め、身振り手振りをまじえながら熱心に指導。同イベントのアンバサダーでもある齊藤氏は、多くの来場者で盛り上がる会場を目の当たりにし、「聖地・秩父宮ラグビー場で、こんなに多くの方を見るのは初めてです」と驚きの表情を見せながら、「初めてラグビーボールに触れる子どもたちと遊びましたが、ラグビーボールに触れるきっかけを作り、そしてラグビーを知ってもらい、2019年のワールドカップをみんなで応援してほしいという思いを込めて指導しました。ラグビーボールを持って走ることを楽しみ、喜んでもらいました」と笑顔でコメントした。

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13時30分、9848人が訪れた秩父宮ラグビー場にキックオフのホイッスルが響く。

2016-2017年度トップリーグシーズンで全勝優勝を果たし、第54回日本ラグビーフットボール選手権大会でも優勝したサントリーサンゴリアスと、2014年のスーパーラグビー優勝チームであるNSWワラターズ(The New South Wales Waratahs)の親善試合は、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。

先取点を奪われながらも14-7と7点リードで前半を折り返したサンゴリアスは、後半も畠山健介のトライにより19-7と差を広げスタンドを沸かせた。しかし、一瞬のスキを突いたデイヴィッド・ホーウィッツのトライをきっかけに、ワラターズが19-21と逆転。残り時間15分、サンゴリアスはボールを巧みにつなぎゴールへ向かうが、ワラターズが2点差を守り切りノーサイドとなった。

撮影:長尾 亜紀

撮影:長尾 亜紀

撮影:長尾 亜紀

撮影:長尾 亜紀

サンゴリアスの沢木敬介監督は「チャンスの場面でミスしてしまい、そのチャンスを相手に与えてしまったが、いい勉強になった。自分たちの早いテンポは十分に通用したと思うが、まだまだインターナショナルのスタンダードには達していないとあらためて思った」と、逆転負けを喫しながらも手ごたえを感じた試合を振り返り、「勝てた試合なのにすみません。また来年、機会があればリベンジしたいと思います」とファンに向けてコメントした。

ワラターズのダリル・ギブソン ヘッドコーチは、「日本のチームは最近、すごく力をつけてきている。とくにサントリーも今日の試合では手ごわかった」とサンゴリアスを称賛。そして「今日、ここにいることをとても嬉しく思っている。また来年、ここに来たい。そしてワールドカップで戦えることを楽しみにしています」と語った。

笑顔で水色と黄色のジャージーを交換した両軍の選手に惜しみない拍手を贈った観客が、スタジアム通りのイベント会場で思い思いに試合の余韻を楽しむ。

撮影:長尾 亜紀

撮影:長尾 亜紀

「秩父宮みなとラグビーまつり2017」は、工夫を凝らしたさまざまな仕掛けで多くの人がラグビーに接する機会を作り、大盛況のうちに幕を閉じた。この日の熱量は、ラグビーワールドカップ2019へ向けての起爆剤として大きな効果を発揮するに違いない。

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