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August 16 2017 By 木村和久

ゴルフの未来図~小池東京都知事に期待するゴルフ政策

この前の都議選で、小池都知事率いる「都民ファーストの会」の躍進は、目ざましいものがありました。とりあえず、旧体制側のノックアウトに成功。ただあまりにも若い1年生議員が多いので、やがてほころびも出てくることでしょう。というわけで小池都知事、やりたいことがあるのなら、勢いのある今のうちですよ。ゴルフに関しても、政策がたくさんあると思いますが、せめてこれぐらいのことをやってはという提案をします。ぜひ、参考にしてみてください。

①若洲ゴルフリンクスのナイター化

人気の都営、若洲ゴルフリンクスは、議員さんらしき人を以前は見かけたなんて話も聞きました。まあ終わったことですから、そこは不問にしましょう。今後は立地のメリットを生かして、もっと都民に開放しましょう。具体的には、ナイターゴルフの開設を願いたいです。現在、夏場は薄暮のハーフプレーを実施していますが、これが人気で、なかなか予約が取れない状況です。需要はあるので、ナイター設備を拡充し、夜11時ぐらいまで営業すれば、アフターファイブや、プレミアムフライデーを利用してのゴルフが可能となります。照明施設の新設は税金の無駄、という意見もありますが、そんなことはないです。最近は技術革新が進み、従来の水銀灯、ナトリウム光より明るいLED照明を導入するのがトレンドのようです。しかも、消費エネルギーが従来の3分の1程度ゆえ、長い目で見れば、十分採算が取れます。ぜひ、導入してみてください。

②ゴルフ場の都民開放デー

千葉県や埼玉県では県民デーとかチャリティーゴルフフェスタなどの名前で、会員制のゴルフ場を広く一般に開放しています。東京都では、あまり聞いたことがないです。もし、やっていたらごめんなさい。多分やってないと思うので、小池知事が音頭を取って、都内のコースを月1回程度でいいから、都民に安く開放してあげましょう。そもそも名門のゴルフ場は公益法人となっているので、近隣住民に対して何かしらのサービスや交流をしないといけないのです。ゴルフ場は私有地だから、どう使おうが勝手だろという考えは古いのです。特にスポーツ施設は、誰が所有していようが、広く一般に開放する社会的責任があると思うのですが。今から20年ぐらい前、東京ドームで草野球をやらないかと誘われたことがあります。もちろん、格安の入場料でですよ。深夜テレビの企画でしたが、東京ドームは、イベントがない日、利用できるのです。ちなみに最近の料金設定だと、約2時間半で35万円からですか。35人集めればひとり1万円で東京ドーム貸切り。いいじゃないですか。ですから都内の一等地にあるゴルフ場も、ふんぞり返っているだけではなく、都民に開放しましょう。もし都民開放デーが好評ならば、今度はナイター設備を設けて、夜は別なNPO法人の運営でいいから、ナイターゴルフ場として運営すれば、もっと面白いんですけどね。そもそもゴルフ場は、遠隔地にあるから一日仕事となり敬遠されがちなのです。それが平日の夜に、ハーフでもできれば、仕事帰りにジムやテニススクールに寄る感覚でラウンドできます。便利この上ないです。

③東京オリンピックのゴルフ会場の再考を

東京オリンピックのゴルフ会場の再考のお話は、いたるところで書かせていただいています。なにゆえ、今直面している危機に、皆さん気づいていないのでしょうか?順序よくお話ししますので、しっかりと現状を把握してください。東京オリンピックのゴルフ会場は、霞ヶ関カンツリー倶楽部と、一応は決まりました。コースのグレードとしては問題ないですが、残念かな、立地がいまひとつなんですね。会期は真夏の暑い時期じゃないですか。なにゆえ一番暑い場所でゴルフをやらせるのか?これが謎です。まず、東京オリンピックが7月末~8月中旬の日程で開催される。その日程で好ましい場所を検討してみましょう。東京オリンピックですから、なるべく東京で開催したい。ならば海風が吹いて、さほど暑くない「若洲ゴルフリンクス」がいいでしょう。当初のプランはそうでした。そこに会場が狭い、コースが短いなどの横やりが入る。私は工事をすればなんとかなると思いますが、突然、ワープして埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部案が出て、それで決まってしまったのです。正しい思考はこうです。

・若洲ゴルフリンクスがダメなら、ほかに東京近辺でできるコースを探そう。

・場所選定でNGエリアはあるか?7月末~8月中旬に関東でゴルフをするなら、「埼玉内陸部、群馬、栃木あたりは猛暑&雷雨の可能性があるので避けたい」

こういう意見はなかったのでしょうか。ゴルフは炎天下のなか、5~6時間もかけてやるスポーツです。しかも4日間続けてですから。さらにギャラリーだって、丸一日屋外にいるのもしんどくないですか。ギャラリーは、当然クーラーのあるクラブハウスに入れませんからね。同じような長時間競技のマラソンも炎天下でやるから我慢しろと言いますが、マラソンは2時間だけですから、早朝にやれば十分凌げます。そもそも、ゴルフの公式な試合は、8月の関東ではしません。暑いから北海道や軽井沢に移すのです。昨今の地球温暖化による異常気象は、年々加速度的に、激しくなっています。今年も豪雨で亡くなられた方もおります。埼玉の内陸部は猛暑も問題ですが、ゲリラ豪雨やカミナリの危険性もあります。

・この結果、個人的に推薦する場は、軽井沢です。

プリンスの72ゴルフ場を中心にやれば、新幹線の駅前という好立地で、宿泊施設も完備しています。選手村からは、埼玉に車で行くより近いかもです。東京オリンピック開催まであと3年あります。その間に、埼玉の内陸部の異常気象はさらに激しくなり、さまざまなニュースや災害が出る可能性もあるでしょう。開催の前年でもいいです。やっぱり涼しい場所を会場にしましょうと、ドタキャンもありです。あくまで選手やギャラリーのための措置です。ゴルフの試合会場は、常に代替地を考慮しておき、振れ幅に余裕を持たせて臨みたいですね。

都知事の政策2

岡村治栄

木村和久

木村和久

時代を読み解くコラムニスト、デイトレーダー、日本文藝家協会会員。夕刊フジ株1グ ランプリ月間優勝2回。 近著は「89ビジョン」(集英社)連載は「月刊ゴルフダイジェスト」「スポルティーバ 」 「夕刊フジ」(月曜)、「日刊スパ」「ポストセブンネット」「ゴルフコミック」など 。

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