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January 18 2018 By 小林 香織

未開拓だからおもしろい!テクノスポーツ「HADO」世界No.1の「わちゃごな☆ピーポー」に聞く2018年の意気込み(後編)

わちゃごな☆ピーポー

2016年から世界大会が開催されているテクノスポーツ「HADO」。まだまだ知名度は低いものの、着々と競技人口が増えている。

プレーヤーはヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、AR技術によって出現するエナジーボールとバリアを使って、敵のライフを削るという日本発祥のスポーツだ。

HADO WORLD CUP 2017で優勝した「わちゃごな☆ピーポー」の練習試合の様子

12月3日にはHADO WORLD CUP 2017が開催され、男女混合チーム「わちゃごな☆ピーポー」が世界一に輝いた。後編では念願の優勝を果たした彼らの2018年の意気込みを聞く。前編はこちらから。

因縁のライバルに勝利!「世界一」の景色に胸が震えた

HADO WORLD CUP 2017にて(左からKodai、TAKA、Raimu、まつゆか) 2017年の大会開催までの4カ月間、わちゃごな☆ピーポーのメンバーは仕事の合間を縫って、時間の許す限り練習に打ち込んだ。自分たちの強さは自覚していたものの、ライバルチーム「SLAM DIVA」も本気で世界一の座を狙っていたから。 「SLAM DIVA とはHADO WORLD CUP 2016を通じて仲良くなり、その後も練習会を一緒にやったり交流を重ねていました。お互いに『2017年の大会では決勝戦で戦いたいね』と話していたんですが、その言葉の通り、決勝で因縁のライバル対決が実現したんです」(TAKA) 2ゲーム連取で勝利が決まる決勝戦は1対1とデッドヒート、迎えた3ゲーム目でわちゃごな☆ピーポーが勝利するという手に汗握る展開となった。夢にまで見た世界一を手にしたメンバーは涙を流して抱き合い、互いの奮闘をたたえた。

「この仲間たちと世界一になれたことが本当にうれしくて、心の底からメンバーと喜びを分かち合いました。あの真剣そのものの日々があったからこそ、世界一の景色を見ることができたんだなって」(Kodai)

「メンバーになってからわずか4カ月ですが、加入したときからずっと世界一を目標にしてきたので、もう言葉にならないほどうれしくて、涙が止まりませんでした」(まつゆか)

優勝はメンバーそれぞれの努力の結晶であることはもちろん、メンバー同士の深い信頼関係があってこその結果。この4人で戦ったからこそ意味がある勝利なのだと感じた。まさにHADOが生んだドラマだ。

接戦の末に勝利した「わちゃごな☆ピーポー」対「SLAM DIVA」のライバル対決の映像はこちら。

「俺たちは強い!」トップの座は誰にも譲らない

わちゃごな☆ピーポー

撮影:BAYAFILM

世界王者になってから1カ月弱、わちゃごな☆ピーポーは浮かれることもなく、次の展開に向けた動きを開始していた。

「まだまだ未知のスポーツだからこそ、この先何が起こるかわかりません。ルールがアップデートされるかもしれないし、海外からいきなり強敵が現れるかもしれない。自分たちがいつでもトッププレーヤーでいるためには、日々の訓練と研究が欠かせないんです」(Kodai)

「私はみんなより経験が浅くできるポジションが少ないので、もっとできるポジションを増やすために技術の習得に取り組んでいます。チームの手駒を増やすことで、どこにも負けない最強のチームをつくり上げたいと思っています」(まつゆか)

わちゃごな☆ピーポー

「私は他のメンバーに比べて練習回数が少なめになりがちですが、それを言い訳にせず、最強の状態をキープしたいです。他のチームとの練習会にあまり行けていないことを生かして、ミステリアスで行動が読めない女でいようかなって」(Raimu)

「世界王者の栄冠は手にしたわけですが、HADOってチーム同士の相性によって勝敗が分かれるところがあって、僕らにも苦手なチームがいるんです。今後はどのチームにも勝利できるよう、それぞれの技を磨き総合力を高めていきたいですね。僕たちの姉妹チームである『わちゃわちゃ☆ピーポー』と共に、さらに上を目指します」(TAKA)

わちゃごな☆ピーポー

今やメンバーにとってHADOは単なる趣味の域を超えて、“生きがい”と呼べるほど、なくてはならないものになった。「俺たちは強い」と言いきれる自信はあるものの、足を止めればすぐライバルたちに追いつかれる。

「トップの座は決して譲らない」。メンバーのその言葉から、HADOに懸ける熱量の大きさを感じたインタビューだった。

ライターがHADO初体験!2020年にはテクノスポーツ五輪が開催されるかも?

HADOは徐々に広がりを見せているものの、まだまだ未開拓のスポーツ。世界一のチームでさえも手探りの状態でHADOと向き合っているぐらい、チャンスにあふれたスポーツといえる。わちゃごな☆ピーポーのメンバーはHADO人口を増やすべく、2018年、一般向けにHADOの体験会などを企画しているそうだ。

今回、筆者はメンバーにアドバイスをもらいながら、横浜のショッピングモール「ノースポート・モール」内にあるゲームセンター「THE 3RD PLANET」でHADOを体験してみることに。

わちゃごな☆ピーポー

まずは、ヘッドマウントディスプレーとアームセンサーを装着。動いてもズレ落ちないよう、ヘッドマウントディスプレーは多少キツめに付けるのがコツだそう。

わちゃごな☆ピーポー

パラメーターは、4つの項目がトータル10になるよう数字を調整する。メンバーいわく、初心者は BULLET SPEED「3」、BULLET SCALE「3」、CHARGE SPEED「3」、SHIELD STRENGTH「1」にするのがオススメとのこと。

わちゃごな☆ピーポー

手を直角にしエナジーをためたあと、まっすぐ前に伸ばすと手の方向にエナジーボールが発射される。この技を使い、敵メンバーの身体の周りに生えた羽(ライフ)を撃ち抜く。エナジーボールは最大5発まで連続発射が可能。

わちゃごな☆ピーポー

さらに、手を下から上に振り上げると自分の前にバリアーを張ることができる。画面中央に見える水色の壁がバリアー。バリアーは相手の攻撃から身を守ってくれる頼もしい存在だが、エナジーボールが数発命中すると壊れてしまう。

与えられたフィールド内でエナジーボールとバリアーを使い分けながら、敵チームのライフを削り、より多くライフを消耗させたチームが勝ちとなる。1ゲームのプレー時間は80秒。

わちゃごな☆ピーポー

早速、2対2でゲーム開始。左右に動き相手の攻撃を避けながら、エナジーボールを撃つ。やはり世界一のチームだけあり、動きにキレがあってなかなか相手の羽に命中しない。

一方で自分のライフはどんどん減るばかり。とにかく相手めがけて、ひたすらエナジーボールを発射していたらあっという間にタイムアップ。バリアーを張る余裕はなく、一度もバリアーを使うことはなかった。

わちゃごな☆ピーポー

メンバーいわく、まずは画面の見方を完璧に覚えて、エナジーボールが出るタイミングの感覚をつかむことが大事だそうだ。確かに最初はゴチャゴチャしたARの世界に少々混乱を覚える。何度か試合を重ねてHADOに慣れることが、最初の一歩だ。

HADO WORLD CUPを主催する株式会社meleapは「2020年にはテクノスポーツ五輪を開催し、世界中を湧かせたい」と意気込む。

国内では現在、渋谷・横浜・越谷のゲームセンター、香川のレオマワールド、長崎のハウステンボスでHADOを体験できる。2018年、年齢性別不問で楽しめる未来のスポーツ「HADO」に触れてみるのはいかがだろうか?

 

HADO公式サイト:http://meleap.com/
わちゃごな☆ピーポー 公式Facebook:わちゃごなピーポー×わちゃわちゃピーポー
わちゃごな☆ピーポー 公式Twitter:@wachagonna_hado
わちゃごな☆ピーポー 公式Instagram:wacha.gonna.people

 

(取材・文:小林 香織)

小林 香織

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1981年、埼玉県生まれ。2014年ライターデビュー。本名とペンネーム「恋する旅ライターかおり」を使い分けながら、WEBメディアを中心に、【働き方、ライフスタイル、旅、恋愛、スポーツ】など幅広く執筆。東京を拠点に、ときどき国内外を旅しながら旅と仕事を両立している。ライターとして叶えたい夢は、人生の選択肢を提供することで、誇れる人生を選びとれる人を増やすこと。地球上にあふれるトキメキをありのまま届けること。

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