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February 17 2020 By TheBORDERLESS

ワールドマスターズゲームズ2021関西 2月1日からエントリー開始! スポーツは勝ち負けだけじゃなく、純粋に楽しむもの。杉村太蔵さんが語る。

「する」スポーツの世界大会、ワールドマスターズゲームズ2021関西のエントリーが2月1日に開始された。

ワールドマスターズゲームズとは、オリンピックと同じ4年に一度行われる、生涯スポーツにおける国際総合競技大会。おおむね30歳以上であれば、誰でも参加できるのが大きな特徴だ。2021年の第10回大会は、アジア初となる関西が会場に。5月14日〜30日の17日間をかけ、35競技59種目が開催予定。

2月1日、東京ミッドタウンにてエントリー開始記念イベントが開催され、大会応援大使である武井壮さん、新しくアンバサダーに就任した杉村太蔵さんと岡崎朋美さんがステージに登場した。

WMG

WMG2017オークランド大会でスカッシュの元世界女王のサラ・フィッツジェラルド選手に挑んだ武井さんは「結構いい勝負をしたんですけど、サラが本気出し始めてボコボコにされました。各種目でその国を代表する選手が出場してくれるのも魅力ですね」と語った。

また、同大会で全仏オープンやウィンブルドンにも出場した元プロテニスプレーヤーのジェームス・グリーンホール選手と対戦した杉村さんは「こんな機会はWMGでしかないですから。手加減してもらったんですけど、何年に1回あるかないかのサーブが決まって勝ちまして、楽しませていただきました」と振り返る。

先月オーストリアで開催されたウィンター・ワールドマスターズゲームズインスブルック2020のスピードスケート500m・1000mで金メダルに輝いた岡崎さんが受賞メダルを披露すると、「久しぶりに表彰台に立てて、感動を再び味わえて嬉しかったですね」と顔をほころばせた。

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続いて、反復横跳び、垂直跳びなどの6種目でセンサーが体の動きを検知し、AIが適正なスポーツを診断する「Dig Sports(ディグスポーツ)」に挑戦。武井さんはバレーボール、ラグビー、バスケットボール、杉村さんはカヌー(スラローム)、野球、ソフトボール、岡崎さんは野球、ソフトボール、柔道に向いていることが判明した。

 

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WMG2021関西で武井さんはできる限り多種目、杉村さんはテニス、岡崎さんは10kmロードレースへの出場を表明。杉村さんは「優勝したら紛れもなく世界チャンピオンですから、モチベーション持ってがんばります!」、岡崎さんは「上位を狙ってがんばります。(他の選手が)付いてきたら振り切ります!負けません!」と意気込みを語り、武井さんは「WMGはオリンピックやパラリンピックより種目が多いのも魅力。多種目が私の取り柄ですから、色々な種目で皆さんと対決したいです。一緒に世界の強豪と戦いましょう!」と呼びかけた。

 

杉村太蔵さんに聞く、するスポーツの魅力とは

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—昨年大盛況に終わったラグビーワールドカップに続き、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催、さらに2021年にはワールドマスターズゲームズ2021関西を迎えます。スポーツ界や一般の方に、どのような影響や変化があると期待しますか。

ラグビーやオリンピックに関しては、みんな「日本代表頑張れ」ということで盛り上がりますよね。これは大変すばらしいことです。ただ、スポーツのカテゴリーとしては、ワールドマスターズゲームズは全く違います。ラグビーとオリンピックは見て楽しむスポーツ。世界一流の競技を見て感動する。ところがWMGは自分たちが参加する。これが大きな違いであり、魅力です。

僕が「何をしている時が一番楽しいですか?」って聞かれたら、迷わずテニスと答える。コートに立っているときが一番幸せ。自分で言うのも変ですけど、多分テレビの中の僕は幸せそうに見えているのだと思う。その理由を考えると、自分にはテニスがあって、体を動かす術がある。心をリラックスできる術がある。それを持っているか持っていないかで、同じ人生でも全然違うのだと思います。そんなスポーツをぜひ皆さんに持ってほしいし、見つけてほしい。

日本では、学生時代は結構スポーツをする機会があるんですよ。でも社会に出た途端、プツンとその環境がなくなってしまう。本来それはおかしいし、「もうスポーツをできない」という壁になっている。いいプレーはできないかもしれないけど、プレーはできるはずだし、いいプレーをしないと恥ずかしいとか、迷惑かかると思ってしまう人が多いと思う。それを思うと、日本ではまだスポーツが文化になっていないなと思う。

 

世界のスポーツ文化と日本のスポーツ文化の違い

—スポーツを文化にする。

例えばドイツやスペインの場合、仕事が終われば地元のスポーツクラブに行って、シャワーを浴びて、一緒に食事をして帰る仲間やコミュニティを、スポーツを通じて持っている人が多い。

スポーツ先進国と言われているニュージーランドやヨーロッパは本当に素敵で、上手い下手に関わらず、みんな楽しそうにプレーする。その方たちにとっては試合の勝ち負けなんかも全く関係ない。やれるか、やれないかではなく、やりたいか、やりたくないか。やっぱりwantとcanの違いは大きい。

きっと多くの人はやりたいはずなんですよ。楽しいはず。再びまた仲間とスポーツをやる。昔のような動きはできないけども、そんなものは誰も期待してないし、その時間を楽しめるかどうかが大事。そういうスポーツを本当の意味で文化にするきっかけになる大会になったらいいなと期待しています。ぜひ日本人一人ひとつ、好きなスポーツを持ってほしい。

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スポーツを文化に、を体現するワールドマスターズゲームズ

—杉村さんは前回大会のワールドマスターズゲームズ2017オークランド大会にも参加されました。

ワールドマスターズゲームズでは、92歳の方がミラノからシンガポール経由でオークランドまで来るんですよ。すごくないですか?4年に1回、世界中の高跳びの仲間たちと会うと。この4年後と言ったら、その方は96歳ですが「またこの大会で会おう」って言うわけです。すごい人生。ワールドマスターズゲームズの本質を感じましたし、フェデラーやジョコビッチに対するリスペクトとは違うリスペクトがあります。私たち日本人が学ぶべきことが非常に多い大会だと思う。

この大会で僕が一番注目してるのはね、綱引。オリンピックにも昔は綱引があったんです。会社単位で出るチームが増えてくると面白い。綱引の良さは2日、しかも土日(2021年5月22日、23日)で終わるんですよ。(WMGでは)1チーム8人なので、会社の部署単位ぐらいで出場できる。会社で力自慢8人集めて、社員がみんなで応援に行くと。これこそスポーツツーリズム。それで1回戦(の相手が)、アメリカのチームだ、みたいなシーンが出てくると最高だと思います。場合によっては、今、(日本の会社の中にも)外国の方も多いので、会社でドリームチーム作ってもらうなど、そういう楽しみ方をしてもらいたいなと思います。

—WMGへ参加する方、参加を迷っている方に向けて、メッセージをお願いします。

やる、やれ、やろう!これがこの大会の私のスローガンです。とにかくやる、やれ、やろう。スポーツはそれに尽きる。まずは自分がやる。そしてやれと。やろうと。それが僕のテニス人生そのもの。スポーツを自分の生活の一部にして、仲間を作って、仕事とは違った新たな目標や生きがいを見つける。ワールドマスターズゲームズは、そのいいきっかけになると思います。

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The BORDERLESS(ザ・ボーダレス)編集部です。

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