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February 04 2021 By TheBORDERLESS

『ボッチャを国民的スポーツに!』 障害者、健常者の共生社会を目指す~ボッチャ協会が“未来構想”を発表 「第27回パラスポーツメディアフォーラム」、コロナ禍で2度目のオンライン開催

「第27回パラスポーツメディアフォーラム~ボッチャにみるパラスポーツの新たな取り組み~」(共催:電通パブリックリレーションズ・パラスポーツ推進ネットワーク)が1月21日(木)に、オンライン開催された。

同フォーラムは、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会(JPSA)承認の下、パラスポーツ競技やパラアスリートに関してメディアの理解を促進し、取材環境を整備することを目的に各回1競技をテーマに実施。「ボッチャ」を取り上げた今回は、コロナ禍において2度目のオンライン開催となり、全国から約70人のパラリンピック・パラスポーツの担当記者が参加した。

「ボッチャにみるパラスポーツの新たな取り組み」と題して5人が登壇。ボッチャ日本代表の監督村上光輝氏、一般社団法人日本ボッチャ協会の三浦裕子事務局長のほか、デジタルツールを活用しボッチャをはじめパラ競技の新たな観戦スタイルを提案するパラスポーツラボと、株式会社ookamiの担当者3人がそれぞれ説明を行った。

本講演では、冒頭に村上監督が、コロナ禍での代表チームの強化状況を語った。「一丸(いちがん)」との方針の下、代表選手がレベルアップを図るだけではなく、スポンサーやサポートスタッフ含めあらゆる関係者が一丸となって“つくり上げていく”との思いを込めていると説明。また「一丸」のサブテーマを「和」と表現し、日本の一体感に通ずる、自分だけが感動するのではなく、見た人が涙が出るような、すべての人の心に響く取り組みをしていくことを強調した。試行錯誤を重ねながらのオンライン合宿でも、当初の予想に反し、選手が相互に意見を交わす中で意識を高め合うことにもつながり、ボッチャの持つ多様性を再認識しながら、代表選手のレベルアップに手応えを感じた様子も伝えた。

また日本ボッチャ協会の三浦事務局長は、「パラリンピックでの金メダル獲得」に加え、「ボッチャを国民的スポーツにする!」との2大方針の下、2030年までの同協会の“未来構想”を表明。すべての障害者、健常者の誰もが気軽にできるボッチャの特性を最大限に生かしながら、障害の有無など関係のないインクルーシブな共生社会を目指す、との思いを語った。

次にパラスポーツラボの藍耕平氏、中野良隆氏がデジタルツールを活用しての新たなパラ競技観戦を紹介。同一会場内で複数試合が同時に進行した際、あるいは対戦チーム双方のボール位置が遠方の観客席からは視認できないなど、試合状況が“分かりづらい”というボッチャ観戦上の課題解決の経緯を紹介。開発した「ボッチャルーラー」では観戦者の手元にあるスマホ、もしくは会場内に設置された大型モニターで、両チームの得点状況、ボールの位置関係を伝えるシステムを構築。観戦者に向けてより的確に試合状況を伝えることを、最新のテクノロジーで実現した。

最後にookamiの田中義人氏から、ボッチャほかあらゆるスポーツの観戦をサポートする独自開発ソフト「Player!」アプリが紹介された。参加した記者からは講演後、村上監督らに選手の強化状況への追加の質問や、残る代表1枠をいつ決めるかなどの熱心な質問が続いた。

以上

 

<登壇者所属公式サイト>

・一般社団法人日本ボッチャ協会公式サイト https://japan-boccia.com

・パラスポーツラボ(ボッチャルーラー) http://parasportslab.com

・株式会社ookami(Player!) https://ookami.tokyo

<当日の様子> 上から ①登壇した5人、②村上光輝監督、③三浦裕子事務局長

登壇者全員

村上監督

三浦事務局長

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The BORDERLESS(ザ・ボーダレス)編集部です。

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